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新年のご挨拶 2019年

投稿日:2019年01月10日

明けましておめでとうございます。2019年になりました。
 
昨年は、災害が多く、6月の大阪府北部地震、7月の西日本豪雨、8月の猛暑、酷暑、9月の台風21号、同じく9月の北海道胆振東部地震と立て続けに災害が起きました。被災地、被災者の皆さんのことを思うと今なお心が痛みます。自然の脅威の前にはひれ伏すしかないのかと思わずにいられません。災害は他人事ではなく、いつ我が身に降りかかるかもしれません。防災や減災に努めなければならないと思うのですが、病院の生命線である電気系統の移動だけでもかなりの費用がかかるようです。

さて、バイオリニストの前橋汀子さんが、日経新聞の「私の履歴書」の中で、ロシアに留学していた時のことを次のように書き記しておられます。

ワイマン先生が、「オペラのエフゲニー・オネーギンは観たか?あの田舎娘が青年貴族に手紙を書く名場面そのものなんだ。その背景を知らなければ、チャイコフスキーのバイオリンコンチェルトは弾けないよ。」また、「今日、2月10日はプーシキンの命日です。決闘のあった場所に行きましょう。」と雪の中を腰まで雪にはまりながら歩き、「ここで雪が血に染まったのです。」と言われたそうです。

前橋氏は当時その意味が全く理解出来なかったそうですが、今ならはっきり分かるとおっしゃってます。ワイマン先生は私たち留学生に「ロシアの魂」を教えたかったのです。国民的詩人であるプーシキンも、チャイコフスキーの音楽についてロシアを象徴する代表的な音楽であると書いておられます。

こういう話を聞くと無性にチャイコフスキーの曲を聴きたくなります。

米子病院の魂とは何ぞやと問いかけたくもなりますが、実直に生きていく、そして誠実に患者さんに接していくことに尽きると思います。

本年もどうぞよろしくお願いいたします。



(仕事始め式で新年の挨拶をする加藤院長)

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