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新年のご挨拶

投稿日:2018年01月04日

明けましておめでとうございます。

昨年は、北朝鮮のミサイル開発が活発になり、日本の安全保障がこれまで以上に脅かされた年になりました。国内では、新しい政党が出来、勢いづくと思えば急に失速、分裂してしまった政党もありました。また、相撲協会の「日馬富士事件」のごたごたにもうんざりさせられました。そんな社会情勢の中で無事2017年を終えることができたのは、ひとえに職員の方々の努力と地域の皆様のご協力の賜物と感謝しております。

さて、今年は大山が開山1300年に当たる年になります。若いころ、舟木一夫の歌で「絶唱」の作詞家が鳥取県の人であると聞いたことがあるのですが、実際は、「西条八十」という作詞家で、ずっと不思議に思っていました。そんなある日のこと、日本海新聞の記事で、郷土の作家で大江賢次さんという方が「絶唱」という小説を書いておられるのを知りました。その人の自叙伝「望郷」の中の一節に「おお大山、いやだいせんさん 御身は私の親父 永遠に自愛と威厳をもつ 母なるふるさとの父よ」と書き記しているそうです。
また、かの有名な与謝野晶子氏も大山を訪れ、「大山寺 笹の幾葉の隠岐見えて伯耆の海の美しきかな」と詠んでいます。患者さんからもよく「大山のおかげで今度の台風も大したことなくて済みました」と聞かされます。

大山はこれまで多くの人を魅了し、この地に住む私たちはたくさんの恩恵を受けてきました。美味しい空気や水、四季折々に変化するその雄姿に慰められ勇気をもらってきました。別名、「伯耆富士」とも呼ばれる大山ですが、私たちはこれからも崇め、大山がいてくれることに心から感謝しながら良い1年にしていきたいと思います。

本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。



新年の挨拶を述べる加藤院長(於:大会議室)

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